文化薫る尾道の秋を彩る行事として年毎にご好評頂き、この度第4回尾道・源氏絵まつりが開催される運びとなりました事は誠に慶びに堪えません。
この源氏物語絵扇面散屏風が、何時、どのようにして浄土寺に伝来したかと言う由来を訊ねますと、遠く古えの歴史ロマンに浸る想いがします。
古くは足利将軍家が関わる室町時代伝来説、あるいは江戸時代、禁裏御所献上の取り次ぎ役を担われた烏丸家との関わり・・・
そしてこの背景に、尾道の豪商たちが何らかの関わりをしていた事が想像されます。
尾道の歴史的、文化的土壌の豊かさを感じざるを得ません。
本行事が貴重な文化財の継承と共に、新た尾道の文化創造の行事となりますように切に念願しております。
重ねて関係諸賢のご理解とご支援を心より感謝申し上げます。
(真言宗泉涌寺派 大本山 浄土寺 長老 小林海暢)
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皆様のご理解とご協力により、尾道の新たな文化創造の行事として、昨年に引き継ぎ第4回尾道・源氏絵まつりが開催できます事に深く感謝申し上げます。
室町時代の名宝、源氏物語絵扇面散屏風の特別拝観をはじめ、源氏物語五十四帖の巻名を席名とする、趣向を凝らした源氏絵茶会が催されます。
本行事を開催する事を通じて、尾道の先人達が文化創造に寄せた心意気に想いを馳せながら、新たな尾道の文化事業として一人でも多くの皆さんに親しんで頂ければ幸いです。
文化薫る錦秋の尾道で、風雅なひと時をお楽しみ下さい。
重ねてご支援ご協力賜りました関係各位に心よりお礼申し上げます。
(尾道・源氏絵まつり実行委員会 委員長 日暮兵士郎)
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