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東国の僧(ワキ)が京に上り、清水寺に参詣し、地主の桜の花盛りを見ていると、童子(シテ)が現れる。そこで僧が童子に当寺の来歴をたずねると、昔賢心が坂上田村麿呂を檀那と頼み建立した縁起を語り、京の名所を問われるままに教え、名をたずねられると田村堂の内陣へと入っていく。−中入−
僧が法華経を読経していると、坂上田村麿呂が現れ、観音のご加護で鈴鹿山の悪魔を平げた時の様子を語る。 |
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