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毎年5月、広島県尾道市浄土寺の阿弥陀堂で行われる薪能、それが「尾道薪能」です。
1992年(平成2年)、歴史と文化の町、開港850余年を誇る"港町・尾道"の名刹・浄土寺にて 「尾道足利氏ゆかりの会」を主軸に発足した尾道薪能実行委員会が、能・狂言といった日本古来の伝統芸能を市民に広く鑑賞して頂くことを目的としてこの「尾道薪能」は始まりました。
足利義満の庇護の下大成した能の世界を、足利尊氏ゆかりの浄土寺で観る― 京都より、重要無形文化財の 観世流シテ方・吉田潔司氏、
観世流シテ方吉田篤史氏を迎え行われる一夜の世界。
700年の時を経てなお優美な佇まいの阿弥陀堂で、篝火に映し出される幽玄な能の空間は、観る人を魅了し、尾道の初夏の恒例行事として、広く市民に親しまれています。
第15回尾道薪能が行われた平成18年に、「広島県文化賞」を受賞致しました。 |
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