西海の合戦で薩摩守・忠度を討った岡部六弥太(ワキ)は忠度の持っていた短冊を持って五篠三位俊成卿(ツレ)を訪ねる。 俊成が短冊を見て忠度の最後を惜しんでいると忠度の霊(シテ)が現れ、互いに和歌の事を語り合う。 その後、様子がにわかに変わり、修羅道の有様を示すが、間もなく梵天は剣の責めを赦し、夜明けになって、忠度の姿は消え失せるという物語。
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