TOPページへ 気まぐれ日刊情報 村上宏治の東方見聞録
 
危険!喫煙で腰痛のおそれあり
先だって同じクラブの医師に相談したんです。
最近腰が痛くて痛くて・・・・何か悪いのでしょうか・・・・って。
その医師は私が一日3箱タバコを吸う人間だと知っていました。
医師曰く
「原稿書くときは確かに喫煙効果でイメージも膨らむが、腰が悪いのはタバコが原因だよ・・・・」。
ここでもやはりタバコ問題が出てきたぞとばかりに聞きました。
果てさてその内容を書きましたから流し読みしてください。
そして私の決断は・・・・如何に。
喫煙による身体への影響、周囲への影響を考えると、
喫煙者にとって耳の痛い話はたくさんありますね。
喫煙者は呼吸器や循環器、脳の疾患などをひきおこすことが知られています。
さらに腰までも痛める危険性があるのです。



  「吸うとリラックスできる。」というのはスモーカーの感想。
しかし、気付かないところで身体に変化が起きているかもしれません。
タバコの煙の中には、有害な化学物質が200種類以上含まれています。
代表的なものは、ニコチン、タール、一酸化炭素、ホルムアルデヒド。
この中で、腰痛の発症と関わりのあるものは『ニコチン』であるという研究データがあります。

背骨の骨と骨の間には、クッションの役割をする『椎間板(ついかんばん)』があります。
椎間板自体には血管が無いため、
椎間板周囲の毛細血管から栄養を得て、老廃物を流しています。
ところが、『ニコチン』は血管を収縮させる作用があるため、
椎間板周囲の毛細血管までも収縮させてしまうのです。
その結果、椎間板への栄養補給は不十分なものとなってしまい、椎間板が変性してしまいます。


  喫煙により、ビタミンCが消費されますが、
周りに居る人たちのビタミンC消費も増加してしまいます。
椎間板は、コラーゲンでつくられます。
このコラーゲンは、ビタミンCにより産生が促進されます。
しかし、喫煙を続けることで、慢性的なビタミンC不足が生じてしまいます。

1日にタバコを1箱(20本)吸った場合、0.5gのビタミンCが失われてしまいます。
ということは、タバコを1本では、約25mgのビタミンCが失われます。
椎間板は非喫煙者でも、加齢と共にクッション性が失われていきます。
ですから、喫煙者はビタミンCを失うことで、さらに椎間板の老化を早めるということになるのです。

喫煙は、「肌の老化も早める」と言われますが、
こちらも 『ニコチン』 が毛細血管を収縮させてしまうためです。
血液から運ばれる酸素の量も減り、血行不良になります。
タバコを吸い始めて「最近、肌にツヤがなくなてきたなぁ」と感じたら、
目に見えない部分【腰の椎間板】の老化も進んでいるかもしれない・・・
ということを思い出してください。

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