| 年 代 |
年 齢 |
経 歴 |
| 明治２２（１８８９）年 |
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７月１４日、岡山県小田郡大井村字小平井立石（現笠岡市）に
貿易商を営む父、森谷利太郎、母、醇の四男として生まれる。
本名、利喜雄 |
| 明治２７（１８９４）年 |
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家業の都合により、神戸市栄町４丁目に転居。 |
| 明治３４（１９０１）年 |
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この頃､神戸市立尋常小学校の上級生であり後に画家となる
村上華岳と親交を結び、画家となる決心をする。 |
| 明治３８（１９０５）年 |
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４月､京都市立美術工芸学校絵画科に入学。
同科第１学年課題作「桜」「葉牡丹」「カレイ」「たまねぎ」を制作。 |
| 明治３９（１９０６）年 |
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同科第２学年課題作「和太鼓」「剣道武具」を製作。 |
| 明治４０（１９０７）年 |
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同科第３学年課題作「軍鶏」を制作。雅号<雪山>を用いる。 |
| 明治４１（１９０８）年 |
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同科第４学年課題作「親子猿」を制作。 |
| 明治４２（１９０９）年 |
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３月、同科を卒業。
４月、京都市立絵画専門学校本科に入学し、竹内栖鳳らの指導を受ける。 |
| 明治４５（１９１２）年 |
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同科の課題作「夕月」を制作。雅号は<梢月>を用いる。 |
| 大正２（１９１３）年 |
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３月､同科を卒業し、卒業制作「麗艶」を制作。
４月､同校研究科に進学。 |
| 大正３（１９１４）年 |
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１２月、同人誌『黙鐘』の創刊に、河合卯之助、野長瀬晩花らと共に参加。
同誌の図案を手掛ける。 |
| 大正４（１９１５）年 |
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３月､同科を修了。同人誌『光芒』が主催する展覧会に、村上華岳、野長瀬晩花らと共に出品する。この頃より、雅号<南人子>を用いる。 |
| 大正５（１９１６）年 |
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この頃､岡山県笠岡市西本町に転居。静子と結婚する。 |
| 大正６（１９１７）年 |
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１１月､東京神田･流逸社の第２回黒船社展に出品。 |
| 大正７（１９１８）年 |
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１月、土田麦僊、村上華岳、榊原紫峰、小野竹喬、野長瀬晩花ら、“国画創作協会”を設立する。
１１月、第１回国展に「快晴」が選外となり、陳列される。 |
| 大正８（１９１９）年 |
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１１月、第２回国展に「朝」が選外となる。 |
| 大正９（１９２０）年 |
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広島県尾道市長江３丁目字山城戸に転居し、以後定住する。 |
| 大正１１（１９２２）年 |
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７月、“第一作家同盟”の創立にあたり盟員になる。
第１回第一作家同盟展に「風景」を出品。 |
| 大正１３（１９２４）年 |
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１１月、第４回国展に「秋の日」が入選。 |
| 大正１４（１９２５）年 |
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５月、国画創作協会第１回春季展に「早春風景」が入選。 |
| 大正１５（１９２６）年 |
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３月、第５回国展に「冬の里」が入選。同月、国画創作協会の会友に推挙される。 |
| 昭和２（１９２７）年 |
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４月、第６回国展に「秋郊」「夏の海辺」「海近き村」を出品。
４月、広島美術展覧会に「雪の朝」を出品。 |
| 昭和３（１９２８）年 |
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４月、第７回国展に「田園夏日」「海辺（曇）」を出品。
７月、国画創作協会第１部（日本画）が解散。
１１月、“新樹社”の設立に参加。 |
| 昭和４（１９２９）年 |
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６月、第１回新樹社展に「夕月」「夏景二作」「早春麗日」と版画「鮭」「乾かれひ」「色糸」を出品。 |
| 昭和５（１９３０）年 |
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４月、第２回聖徳太子奉賛美術展覧会に「新冬風景」を出品。
１０月、第１１回帝展に「苗代田」が入選。新樹社解散。 |
| 昭和６（１９３１）年 |
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１月、ベルリン日本画展覧会に「新冬風景」を出品。
１０月、第１２回帝展に「雨後新樹」が入選。 |
| 昭和７（１９３２）年 |
43 |
４月、第１１回日本南画院展に「暮色野色」が入選。
中国四国名勝展覧会に「尾道港」を出品。
１０月、第１３回帝展に「若葉の頃」が入選。 |
| 昭和８（１９３３）年 |
44 |
４月、第１２回日本南画院展に「晩秋」が入選。
１０月、第１４回帝展に「ゆく春」が入選。 |
| 昭和９（１９３４）年 |
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４月、京都時代からの親友である小林和作が、尾道に転居し、以後定住。
５月、大礼記念京都美術館展に「野早春」を出品。
同月、第１３回日本南画院展に「春浦」が入選。
１０月、第１５回帝展に「浅春麗日」が入選。 |
| 昭和１１（１９３６）年 |
47 |
前年に改組された帝国美術院の第１回新帝展に、「遠帆連浪」が入選。 |
| 昭和１２（１９３７）年 |
48 |
帝展は再改組され新文展となり、第１回展に「五月晴」が入選。 |
| 昭和１３（１９３８）年 |
49 |
１０月、第２回新文展に「初春閑村」が入選。 |
| 昭和１５（１９４０）年 |
51 |
４月、紀元２６００年奉祝日本画大展覧会に「春野」が入選。
１１月、紀元２６００年奉祝美術展に「桃花処々」が入選。 |
| 昭和２４（１９４９）年 |
60 |
この年より開設された広島県美術展の審査員となる。
６月、第１回広島県美術展に、「二月盡」を出品。以後、連続出品。 |
| 昭和２７（１９５２）年 |
63 |
「尾道の四季」を制作。 |
| 昭和２８（１９５３）年 |
64 |
親友、小林和作とともに佐田岬へ旅行する。 |
| 昭和３１（１９５６）年 |
67 |
この頃、郷土玩具「田面船（たのもぶね）」に絵付けをしたりする。 |
| 昭和３２（１９５７）年 |
68 |
尾道市美術展審査員となり、以後、同展に連続出品する。 |
| 昭和３３（１９５８）年 |
69 |
３月、尾道市文化財保護委員となる。 |
| 昭和３５（１９６０）年 |
71 |
４月、尾道市新庁舎落成を記念して「森谷南人子回顧展」を開催。 |
| 昭和３６（１９６１）年 |
72 |
１月、尾道文化財協会機関誌『文化財ニュース』創刊号の表紙を手掛ける。 |
| 昭和３９（１９６４）年 |
75 |
尾道市勤労者美術展の審査員となる。 |
| 昭和４８（１９７３）年 |
84 |
６月、第５回広島県総合美術作家展に「大山煙雨」を出品。
７月、尾道市内の檀上画廊で「森谷南人子日本画展」を開催。 |
| 昭和４９（１９７４）年 |
85 |
１１月、親友、小林和作が不慮の死をとげる。 |
| 昭和５５（１９８０）年 |
91 |
１０月、尾道市立美術館において「画業７５年森谷南人子展」を開催し、代表作等８０点が展示される。 |
| 昭和５６（１９８１）年 |
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３月１１日、尾道市において逝去。享年９１歳。 |
| 昭和６２（１９８７）年 |
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６月、笠岡市立竹喬美術館において「田園のうたびと 森谷南人子展」を開催し、日本画、油絵、木版画等７０点が展示される。 |
