源氏物語図扇面貼交屏風が、どうして、いつ、誰が、どういったご縁があり、国宝の寺・尾道浄土寺に納められたかは未だ解りません。室町時代16世紀前半と推測される制作年で、その技法は土佐派の画風を強く表す名作です。今その屏風は、多くの研究者たちの研究対象として、東京国立博物館に預けられているのですが、この度の令和6年10月26日~11月4日の、わずかな期間だけ、尾道への里帰りが実現します。是非ご高覧下さい。
27日(日)はお茶会のため、公開はしておりません。
(庭園等内拝含む)
(中学生以下無料)
団体割引及び障がい者割引適用
佐野みどり教授をお招きして、 講演会を開催致します。午前と午後にそれぞれ違う内容で、浄土寺の扇面貼交屏風について、お話ししてくださいます。
≪佐野みどり教授 プロフィール≫
専門は日本美術史、芸術学。
1982年東京大学大学院博士課程満期退学。文学博士。2021年学習院大学定年退職。2021年1月より國華主幹。文化財審議会専門委員、古墳壁画の保存活用検討委員会委員等、文化財の保護活用にかかわる審議会委員を歴任。根津美術館理事、文化財建造物保存技術協会理事。
著書に、『じっくり見たい源氏物語絵巻』『新編名宝日本の美術10巻 源氏物語絵巻』(小学館)『風流 造形 物語』(スカイドア)、『源氏絵集成』(芸華書院)、『中世絵画のマトリックスⅠ、Ⅱ』(編著、青簡舎)、『感じて見よう!はじめてであう日本美術』(教育画劇)など。
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