広島に投下された理由
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 戦争末期、日本の主要都市はアメリカ軍の空襲でほとんど壊滅状態でした。そのなかで、原爆投下目標として広島が選ばれたのは、次のような理由から、と推測されます。

(1) 都市の大きさや地形が、原爆の破壊能力を実験するのに適当であり、同時に原爆投下後の破壊効果を確認しやすかったこと。
(2)軍隊、軍事施設、軍需工場などが集中し、しかも無傷であったこと。
何故日本であったのか。
 日本本土の上陸作戦、暗号名はオリンピック作戦となずけられ、11月の作戦に向けての被害状況を算出していた。米軍戦死者4万人と算定、43年5月にアメリカ側は太平洋上のトラック島に集結中の日本艦隊を目標とされていた。日本に対する目標決定は、万が一回収されても、日本側は技術的な開発能力はなく、また報復攻撃の心配は全くないと判断。
 選考の基準は、軍需基地があり、住宅があり爆発の威力が十分発揮し、その成果が観測可能であること、対比可能な条件である為、被害の今までにない都市、であること、広島は捕虜収容所がないため第一目標に選ばれた。


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