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尾道の四季
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森谷南人子 昭和27年 「尾道の四季」(「春・千光寺(03−535)」「夏・住吉浜(03−532)」「秋・浄土寺(03−533)」「冬・西国寺(03−534)」)を制作。南人子が尾道の三山を取材したもの。下絵「千光寺(03−008)」昭和27年10月17日。
「住吉浜(03−009)」同年10月20日と23日。「浄土寺(03−010)」同年10月20日から22日まで3日間。「西国寺(03−011)」同年10月17日から19日の3日間。この日付を見るとたった1週間ほどで4枚の下絵を仕上げていることになる。
03−008「千光寺」
03−008「千光寺」
03−535「春・千光寺」
03−535「春・千光寺」
03−009「住吉浜」
03−009「住吉浜」
03−532「夏・住吉浜」
03−532「夏・住吉浜」
03−010「浄土寺」
03−010「浄土寺」
03−533「秋・浄土寺」
03−533「秋・浄土寺」
03−011「西国寺」
03−011「西国寺」
03−534「冬・西国寺」
03−534「冬・西国寺」

同時期に描いたスケッチを、本図制作の時に南人子の経験や記憶や技術、感情を持って、それぞれの四季の絵に仕立てている。
季節ごとにスケッチを描いたのではなく、同時期に集中してスケッチをしたということは、尾道の四季の制作を意識的に頭に入れて描いたのであろう。尾道に移り住み30年、南人子の表現した尾道とは・・・
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