中学生の残したツメと皮ふ
中学生の残したツメと皮ふ
資料館見学
手島栄氏寄稿 被爆資料保存会寄託
爆心地から600M 中島新町


 県立広島第二中学校1年生のある生徒は、建物疎開作業現場で被爆しました。全身の皮ふがたれ下がるほどの大火傷を負い、友人に助けられて自宅にもどりました。喉の渇きに耐えかねてか、ツメのはがれた指先から出るウミを吸ったということです。苦しみながら、翌8月7日死亡しました。母親がツメと皮ふの一部を出征中の父親への形見として残しました。


大変デリケートな資料の為、無断に使用をしないで下さい。
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