室町期、
ここ尾道は繁栄の真っ只中にありました。
日本の中世の流通を語るにはずせない尾道は、
北前船の重要寄港地でした。
国内有数の豪商の町でもあった尾道は、
当時から多くの文人墨客を集め、
国内における文化的向上の大きな役割を果たしました。
足利尊氏は室町幕府を成立するに当たり
尾道は浄土寺で祈願し達成した。
その遥か以前にはすでに大田荘園の
重要な港として認識されていました。
当然そこには、
それを立証するが如くに多くの寺が存在し、
中央の政治と常に密着したと文献から読み取れます。
その文化度の高さは多くの史実を残した。
またお茶人も多く、
お茶とともに和菓子文化も確立していった。
和菓子を語るは文化を語るに他ならない。
江戸中期、
茶の湯と和菓子は男の教養と嗜みだったのです。
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