TOPページへ 気まぐれ日刊情報 村上宏治の東方見聞録
今の時代の風林火山ってなにかなぁ・・・
 

の時代の風林火山ってなにかなぁ・・・
言いたい事はわかるけど・・・

日経新聞のコラムに書かれていたことに目がとまりました。
「流行」には下記のふたつの心理による力が働いているそうです。

 1.大勢の人の行動は正しい
 2.流行にそった行動をしないと社会から阻害される

こんな話を聞きました。
『あるある大辞典』で放送されたその翌日は、テーマになった食材がスーパーから消える。
一時期この言葉がブームにもなりましたが、
昨今は聞かないなぁ・・・と話をしていたらとんでもない事が・・・・・
今はその現象がネットに移行しているようです。

番組やトレンディードラマで目に付く、
耳につくその言葉をキーワード検索する事が爆発的にブームになっているようです。
そのとき、タイミングよく該当の商品をネット上で扱っていて、
検索エンジンで上位に表示されていれば、売上増が期待できると狙いを定める企業も現れています。

例えば、もし放映前に予告等で、
ある商品が次回に紹介されるとあらかじめわかっていたとしたら・・・
突貫工事でサイトを制作することも可能です。
(サイトとまで行かなくても、専用ページを作成することができます)
ナチュラスソルトドットコム http://www.natural-salt.com/ は
500万年前の塩のサイトを3日で制作、
すぐにヤフーの有料登録であるヤフービジネスエキスプレスに登録し制作後2日で登録され、
放映を待ったというエピソードがあります。
このとき、1回でビジネスエクスプレスの審査が通るようにサイト内容をしっかりと作りこみ、
紹介文でターゲットキーワードを反映させることが大切です。
こうすれば、テレビ放映後に、ヤフーで検索するユーザーをがっちりつかむといったことができるのです。

なんらかのブームやトレンディなものに「便乗」して、
売上を伸ばしやすいのはネットの特徴といえるのです。
と熱弁する新聞に少しうんざりとし始めました。
もしターゲットキーワードにて、
ヤフーやグーグルのような検索エンジンにて上位表示がされていなければ、
リスティング広告へ出稿するという方法もあります。

グーグルではアドワーズ広告 http://www.google.co.jp/ads/ へ、
ヤフーでしたらオーバーチェアー http://search.yahoo.co.jp/ps_promo/sponsor_o.html へと、
狙うキーワードで表示される広告を登録するのです。

テレビ放映のように、瞬間的に放送されるものは、
やはり放送直後や翌朝にかけて、該当商品の検索数が急増します。
その検索が集中するときに、上位表示されていたり、リスティング広告へ出稿していれば、
かなり高い確率で購入見込みのあるユーザーを自サイトに呼びこむことができるのです。
通常表示で上位を獲得していないのならば、リスティング広告に出稿することで即座に表示させられます。
検索したターゲットに告知する手段として有効です。
けれども、検索が集中する放映後から朝にかけては、
サイト運営者や社員は仕事をしておらず自宅にて休んでいるのが普通です。

大きな組織になるほど、対応がにぶくなりがち。

他方、店主が自分の判断で自宅のPCからすぐに広告出稿できる環境にあれば、
見込み客を大量獲得できる大きなチャンスをとらえることができるわけです。
と言ったような内容が延々と続きます。

でもそれって一過性のブームじゃないですか。
ただビジネスのチャンスはありますが、其れで良いのかどうかは少し考えたいですね。
即動く事は大事ですが、私は何故かこれを読みながら、風林火山の言葉を思い出しました。
即実行でもなんだか品が違うような気がします。
言い過ぎかなぁ・・・・

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