TOPページへ 気まぐれ日刊情報 村上宏治の東方見聞録
格安航空券・・・其の謎々
成層圏

だって友人が航空券のお話をしてくれました。
彼イワク、「2万円で僕はニューヨークに行ける」と言い。
また「先月はロンドン・パリ往復4万円台で行って来たよ」・・って真剣に言うのです。
お酒も入っていたので半信半疑を超えて絶対にうそだと思っていました。

其のことに気が付いた彼はノートとペンを取り出して説明してくれた。
なるほどに納得しました。
結論からずばりいってしまえばこの値段で採算はとれません。
ですが、こういった激安の料金で搭乗しているのは
全体からみてみれば一部のひとにすぎないのです。
ここに大きなポイントがあったのでした。
たとえば成田からニューヨークまでフライトをすると仮定してみましょう。

ある航空会社がニューヨーク線で用いているボーイング747型機の席数は以下のとおりです。
 ・ ファースト11席
 ・ ビジネス91席
 ・ エコノミー201席

ここで仮に
 ・ ファーストクラスの単価 124万円
 ・ ビジネスクラスの単価 60万円
 ・ エコノミークラスの単価 7万円

と仮定して満席になった場合の収入を計算してみましょう。
 ・ ファーストクラス 124万円×11席=1364万円=全体の約17%
 ・ ビジネスクラス  60万円×91席=5460万円=全体の約66%
 ・ エコノミークラス 7万円×201席=1407万円=全体の約17% 全体の収入=8231万円

11席しかないファーストクラスが、 200席以上のエコノミーとほぼ同じだけの収益をあげていること、
ビジネスクラスが1機全体の収入8231万円のうち約66%を占めていることがわかります。
(もちろんこれは満席の場合です)。
また全体のうちファーストとビジネスで占める収益の割合が83%にも及びます。

彼はまだまだ続けます。

航空会社が最近ビジネスクラスを売り出している訳は
外資系航空会社の場合、 日本発のお客さんよりも他の国発のお客さんが多く、
日本で販売している航空券は、
「最後の穴埋め」であることも安いチケットが提供される理由に含まれているようです。

また飛行機というとどうしても旅客輸送のことばかり考えてしまいがちですが、
実は貨物(カーゴ)でがっちり儲けているなんていうケースもあります。
原価割れ、広告代わりの客寄せ航空券も
またニューヨーク2万円台などの激安商品のなかには旅行会社が席数限定で販売し、
自分の会社が格安の料金で提供していることをアピールしようという狙いがみられれるケースもあります。
その場合は航空券がかりに採算割れでも、
それによって旅行会社への問い合せが増えたり、
ロイヤリティが高まれば高い広告費をかけて宣伝するよりも、 よほど効果が高いともいえるのです。

航空券はホテルの部屋などと同様に出発日までに埋まらなければ空気を運ぶ、
つまり航空会社にとっては収益ゼロなわけですから、
出発日の1月前くらいまでに値下げをすることもたたありますので、
どうしても安く行きたい人はこのあたりの時期にチェックしてみるのもよいかもしれません。

 格安チケットを調べるにはここしかない
 http://www.ab-road.net/air/top.shtml

もうひとつ気をつけなくてはいけないのは最安値で表示されるのは、
あまり時間帯がよくない航空会社や、
旧共産圏の航空会社などのあまり人気の高くない航空会社であることがほとんどです。
ですので一番上から順番にチェックするのが基本とはいえ、
場合によっては最安値に飛びつくのは安物買いの銭失いになる可能性もあることを忘れないようにしましょう。
安いには必ず安いなりの理由があるということです。

数字に弱い私はすっかり出来上がってしまいました。
あなたは如何受け取りますか・・・・・

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